世界中で絶大な人気を誇り、7月に行われた日本初のファンミーティングが全席完売するなど、溢れる美貌で多くのファンを虜にする女優、ハン・ソヒ。
その待望のスクリーンデビューにして初主演作となる韓国映画『12月の君へ』が、渋谷ホワイトシネクイント、kino cinéma新宿ほかにて全国公開中です。
公開翌日の12月6日(土)には、本作をより深く楽しむための<ハン・ソヒを語ろう!>トークイベントが開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

©2025 Elles Films Co., Ltd.
本イベントでは、若者を中心に人気を集める俳優/インフルエンサーの村谷はるなさんと、マルチ女優のみょんふぁさんが登壇し、映画の詩的な世界観、思春期の繊細な感情、そしてロールモデルであるハン・ソヒの魅力について熱く語り合いました。
淡く切ないクィア・ロマンス『12月の君へ』の世界
『12月の君へ』は、俳優を夢見る高校生スアン(ハン・ヘイン)の前に、人気俳優の転校生ソル(ハン・ソヒ)が現れることから始まる、淡く切ない愛の詩です。
煌びやかな世界で自分を見失ったソルが、スアンの青く燃えるような演技に惹かれ、冬の海で孤独に触れ合いながら心を通わせていく物語は、冬にぴったりのクィア・ロマンスとしてSNSでも話題沸騰中です。
しかし、思春期の揺れる想いは「友情」と「恋愛」の狭間ですれ違い、ソルはスアンの前から姿を消してしまいます。
映画の上映直後という熱気が残る中でスタートした本イベント。司会を務めたみょんふぁさんが、ハン・ソヒに似ていると話題の村谷はるなさんを「映画から出てきたみたい」と紹介すると、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

©2025 Elles Films Co., Ltd.
村谷さんは、本作の詩的な世界観に感動し、「ワンシーン、ワンシーンがゆったりと切り取られていたので、映画の会話に入り込んだような臨場感があって、観ていてすごく楽しかった」と感想を述べました。
みょんふぁさんも、観客の心が消化する時間と同じように時間が流れる描写が、作品にさらなるリアリティを与えていると同調しました。

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また、村谷さんは「作品後半になるにつれて、自分で自由に解釈するような見方ができたのも素敵でした」と、観客に結末が委ねられている魅力を強調しました。
「隠してしまう」感情が生む切ないムードと結末の独自考察
思春期の揺れ動く感情を描いた本作で、村谷さんが特に共感したのは、スアン(ハン・ヘイン)の不器用さでした。
スアンがソルに「恋愛感情があるのに隠したでしょ」と問われるシーンに触れ、村谷さんは「私も恋愛感情ではないのですが、自分の感情を抱え込んでしまったり、気持ちを上手に表現できない、隠してしまう癖があるので、そこにとても共感しました」と告白しました。
みょんふぁさんは、この「隠してしまう」感情こそが、映画全体に流れる「モヤモヤ」につながり、心の中に雲がかかっているような切ないムードを作り出していると分析しました。
そして、映画の最大の焦点である「ソルとスアンは再会できたのか」という結末について、二人は独自考察を披露しました。
村谷さんは、スアンが波に浮いているラストシーンを挙げ、「私は、後半のあるシーン以降は、おそらくスアンの幻想なのではないかと思っています」と解説。
「スアンの中にはいつもソルがいるよ、だから孤独じゃないよ」というメッセージを伝えるため、再会を願うスアンの強い想いが作り出した幻想であると分析しました。
一方、みょんふぁさんは対照的に、「もしこの作品に続編が作られるとしたら、オープニングはソルのお墓の前で語っているスアンから始まるんじゃないかと思ったりしました」と述べ、会場は様々な解釈で盛り上がりを見せました。

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ロールモデル、ハン・ソヒを絶賛
ハン・ソヒをロールモデルと公言する村谷さんは、彼女の魅力についても熱弁を振るいました。
ソルという役柄におけるハン・ソヒの演技について、村谷さんは「あまり激しい表現に頼らずに、儚い繊細な恋心を表現されているハン・ソヒさんの演技がすごく魅力的でした」とコメント。
スアンのことが好きでありながらも、何かを抱えていることが伝わる「繊細な表情」が特に好きだと語り、カメラの前で表情を切り替えるシーンや海での撮影を挙げ、ソルが持つ二面性を演じきった表現力を讃えました。
みょんふぁさんは、ソルという役が芸能人に設定されている点に注目し、子役出身者が子供の頃から大人の世界にいて大人にならざるを得ない境遇が、大人と子供の感情の揺れ動きといった奥行きを表現するのに寄与しているのではないかと分析しました。
最後に村谷さんは、「私はこの作品が大好きで、もう二回も見ました。観る方によって、自由な解釈ができると思うので、みなさんの感想や解釈をSNSにあげていただきたい」と呼びかけ、大きな拍手に包まれながらトークイベントは終了しました。
ユン・スイク監督作品、ハン・ソヒ、ハン・ヘイン出演の『12月の君へ』は、全州国際映画祭 韓国コンペティション部門に正式招待された、淡く美しいクィア・ロマンスです。
登壇者二人のトーク内容と合わせて楽しめるストーリー動画も解禁されており、まだ映画をご覧になっていない方はもちろん、既に鑑賞された方も、ぜひ様々な解釈を楽しみながら、何度でもこの切なく詩的な世界に触れてみてはいかがでしょうか。
©2025 Elles Films Co., Ltd.