映画『栄光のバックホーム』は、2013年に阪神タイガースにドラフト2位指名され、若きホープとして期待されながらも21歳で脳腫瘍を発症し、28歳でその生涯を閉じるまで、家族と共に闘い続けた横田慎太郎選手の人生の軌跡を描いたノンフィクション「栄光のバックホーム」を映画化した作品です。

©2025「栄光のバックホーム」製作委員会
【イベント概要】
◆実施日: 11月28日(金) 19:05~19:45 ※上映後舞台挨拶
◆場所: TOHO シネマズ 新宿 スクリーン9 (新宿区歌舞伎町 1-19-1 新宿東宝ビル3階)
◆登壇者(敬称略): 松谷鷹也、鈴木京香、高橋克典、伊原六花、山崎紘菜、上地雄輔、秋山純(監督)
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【作品概要】
製作総指揮 : 見城 徹 / 依田 巽
原作 : 「奇跡のバックホーム」横田慎太郎(幻冬舎文庫)
「栄光のバックホーム 」中井由梨子(幻冬舎文庫)
脚本 : 中井由梨子
企画・監督・プロデュース : 秋山 純
ゼネラルプロデューサー : 三田真奈美 プロデューサー : 小玉圭太
出演 :松谷鷹也 鈴木京香
前田拳太郎 伊原六花 ・ 山崎紘菜 草川拓弥
萩原聖人 上地雄輔
古田新太 加藤雅也 小澤征悦
嘉島 陸 小貫莉奈 長内映里香 長江健次 ふとがね金太
平泉 成 田中 健
佐藤浩市 大森南朋
柄本 明 / 高橋克典
主題歌 : 「栄光の架橋」ゆず(SENHA) 配給:ギャガ
2025年11月28日(金)、ついに全国294館で公開を迎えたこの日、会場は「全ての横田慎太郎さんに捧ぐ」という熱い想いに包まれ、終始、笑顔と涙、そして万雷の拍手が響き渡る感動的な雰囲気となりました。
舞台挨拶には、W主演を務める横田慎太郎役の松谷鷹也と、母・まなみ役の鈴木京香をはじめ、父・真之役の高橋克典、想い人・小笠原千沙役の伊原六花、姉・真子役の山崎紘菜、トレーナー・土屋明洋役の上地雄輔、そして秋山純監督が登壇しました。
映画上映後、横田選手の熱い生き様を受け取った観客からは自然と大きな拍手が沸き起こりました。
登壇時、松谷鷹也は横田さんから譲り受けたグローブを、秋山監督は撮影で使用された「背番号24」のユニフォーム(※撮影用に作成されたもの)を観客に向け、天国の横田さんへ思いを届けました。
秋山監督は、企画立ち上げから「4年半かけて、この日を迎えることができて本当に感無量」だと語り、「今日は絶対に見てくださっている横田慎太郎さんと一緒に、この時間を楽しみたいと思います」と呼びかけました。

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横田慎太郎役を演じた松谷鷹也は、2021年の企画立ち上げ当初から秋山監督と共に作品に向き合い、横田選手の魂と共に生きてきました。
4年半という期間を振り返ると、松谷は感極まった様子で大粒の涙を流し、時折言葉を詰まらせながらも、「慎太郎さんと出会い、この場に立つまで4年半かかって、みんなで慎太郎さんの生き様を伝えたいと思ってここまで走ってきました」と胸の内を明かしました。

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さらに、「今日、公開を迎えられて、ようやくスタートラインに立てました。一人でも多くの人に慎太郎さんのことを知っていただけるように、引き続き全力を尽くしたいと思っています」と、改めて決意を述べました。
W主演の鈴木京香は、オファー当初は役を演じる自信がなく逡巡したものの、慎太郎さんの人柄を知るにつれて「ぜひやらせてください」という気持ちになったというエピソードを振り返りました。
松谷の涙に触れ、「『また泣いているから、どうしよう』と母は思うんですよ。『ハンカチを持ってきてないわ』とか思うんですけど」と、まるで本当の親子のような温かい眼差しで松谷に語りかけ、「なかなか得られない気持ちを感じさせていただいて本当にありがたい」と感謝を伝えました。

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父・真之を演じた高橋克典は、「一生懸命、まっすぐに生きた青年の物語ですから」と述べ、「生きていると時々、生きることを諦めたくなるような時もあったりするわけですが、生きたくても生きられない人もまた、この世の中にはたくさんいると思うんです。そんな思いを払拭できるような、力のある映画になってくれたらいいなと思っています」と、作品への願いを語りました。

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また、「この(横田家の)家族が本当にいい家族で、仲良しでした。そこは本当に芝居を考える必要がなくて、とても気持ちよく芝居ができました」と、共演者との絆の深さを振り返りました。
慎太郎の幼なじみの想い人・千沙を演じた伊原六花は、「本当にすてきな作品に参加させていただけたなというのがすごくうれしいです」としみじみと語りました。
松谷との共演については、「一緒のシーンでは『横田さんだ!』と思わせていただいたんです。監督もテストとかをせずに本番一発で行きましょう、というやり方だったので。今までで一番感情のままに生きていたな、という撮影期間でした。すごく大切な作品になったと思います」と熱い思いを明かしました。

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姉・真子を演じた山崎紘菜も、「本日、初日を迎えて、より多くの方に届いてほしいなという思いです」と語りつつ、「家族を演じさせていただいた身としてはやはり慎太郎さんのご家族や身近な方に納得していただけるように演じられたらいいなと、撮影期間中は頑張っていたので、初日を迎えてうれしい気持ちと、ちゃんとご期待に添えているだろうかと、ドキドキしています」と胸中を語りました。

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トレーナー役の上地雄輔は、現場に入る時から松谷の「お兄ちゃん的な存在になれたらいいなと思っていた」と話し、キャッチボールなどを通じてコミュニケーションを取っていたことを明かしました。
松谷も「最初に会った時からお兄ちゃんのような感じで接していただいたので、最高のトレーナーでした」と笑顔で応じました。

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秋山監督は撮影現場の様子を振り返り、「現場では本当に演出とかも何にもしてないんです。皆さんがそこにいる空気感をそのまま撮りたいと思えるような現場でした」と語り、「このキャストの皆さんの真ん中に鷹也が立っているというのも『奇跡』ですよね」としみじみ述べました。
監督は、本作のクライマックスである「奇跡のバックホーム」のシーンを撮るために「CGは使わなかった」と明かしました。
このシーンのため、松谷は3年間野球の稽古に打ち込み、東京の家を引き払い広島県・福山に移り住み練習に励んだといいます。
監督は、松谷が8回目のテイクで成功させた返球が、「まさに慎太郎さんが投げた弾道と『奇跡』の一致をするんですよ。球の『軌跡』が」と感嘆の声を上げました。
イベントの最後に、秋山監督は「横田慎太郎さんが生きた証しを何とか伝えたいと思い、スタッフキャストみんなが一丸となって今日の日を迎えました」と感謝を述べ、「もし映画を観て良かったなと思っていただいたら、皆さんの友人やいろんな方にこの映画のことを伝えていただいて、すべての横田慎太郎に捧げる映画になっていったらと思っています」とメッセージを寄せました。
再びコメントを求められた松谷は、「今日、新しいスタートを切りました。また明日から慎太郎さんと一緒にいろんなところを回って、たくさんの人に知ってもらいたい……」と切り出すと、またも感極まって涙があふれました。そして、「慎太郎さんの生き様をひとりでも多くの人に届けられるように頑張ります。ぜひ感想を送ってください!」と、観客に呼びかけました。

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締めくくりに鈴木京香は、「私も映画を初めて見た時には、慎太郎さんの美しい生き方、そして世の中のことや周りのことを思う優しい気持ちに胸を打たれました。あんな風に毎日、1日1日をすてきに、大切に生きたいなと思ったんです」と、横田選手の生き方に感銘を受けたと述べ、「今日来てくださってありがとうございます。そしてまた2度、3度と劇場に足を運んでいただけたらとてもうれしいです」と語りかけました。
登壇者たちは写真撮影のタイミングで、天国の横田さんへと思いを届けるべく、大きく手を振って呼びかけ、会場の観客も一緒になってその思いを伝えようとするなど、初日舞台挨拶は大きな拍手と笑顔と涙に包まれた、感動的な幕切れとなりました。
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