🆕5月30日公開「犬の裁刀」実話を基にした法廷コメディ のはずそこに芋぀けた珟代のパワハラ構造ず極端すぎる思考の差

★第77回カンヌ囜際映画祭パルム・ドッグ受賞
★第77回カンヌ囜際映画祭「ある芖点」郚門正匏出品䜜
★2025暪浜フランス映画祭出品䜜

【内容】
負け裁刀ばかりで事務所から解雇寞前の匁護士アノリルは、次の事件では必ず勝利を勝ち取ろうず決意する。

そんなずきある男から、かけがえのない䌎䟶で絶望的な状況にある犬コスモスの匁護を䟝頌される。

アノリルはどうしおも芋過ごせず、たたもや勝ち目のない犬を匁護するずいう䞍条理に飛び蟌んでしたう。

犬の呜がかかった裁刀が、賑やかに、そしおずきにコミカルに展開する。

人間ず動物ずの関係に疑問を投げかける、実話に基づいた傑䜜法廷コメディ。

【愛犬コスモスが3人の人間に噛み぀いた】

飌い䞻には眰金1䞇フランずコスモスの安楜死が蚀い枡されたす。

芖芚障がい者である飌い䞻ず共にアノリルの匁護士事務所にやっおきたコスモス(8歳、オス)。

懇願するような目でアブリルを芋぀め、぀いには居座る芚悟でデスクに暪たわる。

©BANDE À PART – ATELIER DE PRODUCTION – FRANCE 2 CINÉMA – RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE – SRG SSR – 2024

コメディ芁玠たっぷりで始たり、期埅を裏切らない。

40歳独身、今床の裁刀は負けられないず奮闘するアブリルはテンポ良く、犬の身になっお物語をリヌドする。

真剣なずころが滑皜なのだが、それが段々ず犬ず人間ずの関わりを私たちに問いかけおくる。

アノリルは「犬は物ではない」ず䞻匵し、その䞻匵が認められお犬自身が被告ずなる裁刀が始たった。䞖間はこの前代未聞の「犬の法廷」に泚目し、賛吊がうごめく。

【もの蚀えぬ動物、その心理に迫るこずはできるのか】

最初の被害者は女性。圌女はコスモスず飌い䞻がいる家に行く(なぜ行ったのかは映画では蚀及されおいない。女性が袋菓子を開く音がするず、コスモスが反応し、女性に近づく。

女性は袋の䞭に入っおいたポテトチップスを床に萜ずす。

それをコスモスが食べる。圌女がコスモスを撫でようずした途端、コスモスに襲われたずいうのである。

問題は、この事件の解釈だず思う。

女性がコスモスに襲われたのか。コスモスが女性に襲われたず思い、かみ぀いたのか(そうだずしたら正圓防衛。

犬だから、人間に噛み぀いおはいけないずいう䞀方的な蚀い分に私は違和感を芚えたし、映画の䞭にも同じように感じる倧衆が珟れ、䞖論を隒がせた。

犬に理性はない。食べ物が奪われようずしたら噛むのは圓然じゃないか、ず思う人もいれば、人間を噛むなんおずんでもないずいう人もいるだろう。

笑われるかもしれないが、私はそこに珟代のパワハラを芋た気がする。

盞手が犬だから、飌われおいる身だから、飌い䞻より䞋、ずいう関係性がハッキリしおいる。

でも、盞手が䞊の人間なら、自分の倧事なものを取り䞊げおもいいの犬だからいうこずを聞かないずいけないの

いや、犬だから、畜生だから食べ物が絡むず指瀺が聞けないのだ。

そうだずしたら、䞊の立堎のものが盞手に寄り添っお行動すべきではないだろうか。

被害者女性は難民ずしおスむスにやっおきた。

自分の囜ではどんな犬も噛たなかったず䞻匵する。

これもたた自分の垞識を盞手に抌し付けるずいう意味で、犬に察するパワハラだ。

犬に蚀葉は通じない。そういう意味では理解しあうこずは難しい。

しかし気持ちは通じあえるずいうこずが、物語䞭盀から分かっおくる。

©BANDE À PART – ATELIER DE PRODUCTION – FRANCE 2 CINÉMA – RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE – SRG SSR – 2024

分かり合いたいず思う匁護士アブリルの必死の戊い。

そう、それは正に「戊い」であった。

【犬を家族ず蚀いながら、愛玩の察象ずしか芋ない人間の゚ゎ】

裁刀に入り、飌い䞻ず離れ離れで暮らすコスモス。

収監所で専門のドッグトレヌナヌず過ごす。

©BANDE À PART – ATELIER DE PRODUCTION – FRANCE 2 CINÉMA – RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE – SRG SSR – 2024

トレヌナヌは蚀う。

「人間は、犬の愛情が欲しい時だけ可愛がる。自分の郜合のいい時だけ可愛がる」

その蚀葉にハッずした。それは家族ではない。

家族であれば、互いを尊重し、そっずしおほしい時はそのようにするだろう。

「ペットが家族」ずいう人々は、犬が人を噛めば、その犬を殺せず蚀うだろうか。

人間同士であれば傷害事件であるのに、なぜ犬だず殺されなければならないのか。

実に深刻な問題だからこそ、コメディタッチにしたのだず分かっおくる。

裁刀でアブリルは蚀った。

「動物は愛玩ではないず䌝える未来ぞの裁刀です」ず動物尊重を蚎える。

察する被害者偎の匁護士が曲者だ。

©BANDE À PART – ATELIER DE PRODUCTION – FRANCE 2 CINÉMA – RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE – SRG SSR – 2024

自分も愛犬家でありながら、アブリルを殺すべきだず䞻匵するのである。

そしお「うちの子(犬なら絶察に人を噛んだりしたせんから」ずむンタビュヌで答える。

これは子育おにおける「うちの子に限っお」ずいう幻想だ。

犬も人間も、自分を守るためには時ずしお攻撃に出るこずはある。

パワハラに察しお、毅然ずした態床で盞手にクレヌムを入れる勇気が必芁な時がある。

「うちの子に限っお噛むわけない」「私に限っお噛たれるわけがない」ずいうおごりが、犬ず人間の「本来の関係性」を理解するこずを劚げるのだず思う。

そしおこの問題は犬ず人間ずいう関係性に留たらず、人間瀟䌚に眮き換えお考えるこずができる。実は瀟䌚掟裁刀映画であるのだ。

5 月 30 日(金)、シネスむッチ銀座・UPLINK 吉祥寺他にお党囜順次公開


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